勝ち組 group of winners 2004 1 25

 株の投資家も、リスクが好きだと言っても、
やはり、勝ち組に投資したいのです。
 では、どこが勝ち組か。
それは、「失われた13年」という期間に、
リストラをやらないで、勝ち残ったところです。
そこが文句なしに勝ち組でしょう。
 会社にとって、人件費は、大きな負担です。
だから、業績を回復するには、社員をクビにすればいいのです。
これで、すぐに、業績は、よくなるでしょう。
安易な再建策です。
 しかし、これで、景気がよくなると、どうなるか。
社員をクビにして、兵隊がいませんから、どうなるでしょうか。
一般的に、兵隊のいない軍隊は負けるでしょう。
営業マンならば、後から調達できるでしょうが、
優秀な技術者は、調達できないと思います。
優秀な技術者は、調達するのではなく、育てるものでしょう。
 こんなことが、アメリカであったそうです。
ある経営者が、自分の会社を見てみると、
会社に貢献している社員は、2割しかいなかった。
そこで、残りの8割をクビにして、
ほかの会社から、優秀な社員を引き抜いてきた。
これで、理論的には、10割の社員が優秀な社員となり、
10割の社員が、会社に貢献することになる。
 ところが、結果は、そうはならなかった。
やはり、会社に貢献している社員は、2割となった。
 こういうことは、社員が10人程度の会社ならば可能であるが、
社員が100人になると、無理でしょう。
















































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